【続】ママのあたしが恋をした。
*遠い存在*
あたしは仕事が一層忙しくなった。






毎日、撮影やライブがあって休んでる暇なんてない。







それに曲も書かなければならないから…







「香流、大丈夫か?」







リビングに夜遅くまで残って曲を書くあたしに和登が声をかけてくれる。








それだけでも嬉しいのに、あたしの分の紅茶と和登の分のコーヒーを和登がいれて、和登も近くにいてくれるんだ。







和登も仕事があるのに…







「和登…寝ていいよ?あたしは大丈夫だから。和登の体が心配だよ。」







「じゃあ…香流も無理しすぎんなよ。明日の夜も俺がつくるから…おやすみ」






最近はご飯をつくることもできなくて…






夜のライブだってある。







姫にも何もしてあげられてない。




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