【続】ママのあたしが恋をした。
「あ……」






「Kanareちゃん…ごめんね?昨日はあんなこと言っちゃって。気にしないで。」






街でばったり遭った尚さん。






気にしないでって言われたけど……






「あ、そうだ。Kanareちゃん、いま携帯持ってきてないんだけどさ、メアド教えて?」






え?メアド?






「分かりました。」






あたしはメアドを紙に書いて渡した。







そうしていきなりメアドなんか……







「じゃあ、またね。」







尚さんは去って行った。






尚さんはさっき悲しそうな表情を浮かべた。






あたしは見てた。尚さんの見せた一瞬の表情を。




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