「お前は俺のモノ」【完結】
また、体を求められるのかと思ってたら。

彼は私をぎゅっと抱き締めた。



その大きな腕の中に包み込まれた私は、きゅうっと胸が締めつけられるのを感じた。
ふわっと香る彼の匂い。



抱き締めた腕を緩める事なく、彼は私へと顔を寄せ口付けをする。
それを受け入れる私。








ああ。
私、彼のモノ、なんだ。


ぽつりとそう思った。
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