離してなんかやるかよ。
「キミシューノン好きなんだね。はい、ライチソーダ」
店員の男性はあたしにライチソーダを渡してくれた。
これがライチソーダ…。
ライチと炭酸水を混ぜて作ったジュースと聞いたけど酸味があってハワイ感のあるジュースそう。
「いただきます…」
わ!美味しいっ!
これがライチソーダ!
すごい美味しい。
「そっか。シューノン好きには人気の味だよ、それでねここにシューノンは来たことあるって以前オーナーから聞いたんだよ。ね?神崎くん」
「あぁ…昔すごい有名なラッパーが来たと聞きました」
オーナーがこのライチソーダを飲みにシューノンがやってきたと!
なるほど…。
じゃあオーナーはサインを持ってるんじゃ…!
「だけどオーナー交通事故で亡くなったんですよ」
え…そんな…。
そんなことー…。
「オーナーがさ…「神崎くん!店長!」
颯が何かを言おうとした時、すごい声の可愛らしい女の人があたし達のところへ来た。
誰…?
外国人!?でも日本語ペラペラだったからハーフの女性…!?
その女の人は颯と店長って言ってるけどこの男性、店長なんだ…。