クロ * Plan of plot * Ⅰ

大石 和月side




空「(ボソッ)俺が戻ってくる前に全部話しとけよ」



…全部、、か、、、



比呂斗「…カズ。
何があったんだ??

その痣も、怪我も。」



勇起斗「…辛いのは分かってるけど話してみろよ。」



2人が辛い顔で俺に言ってくる



和月「……わかった。


あれは、今から七年前。








─────────────────────



あの時はまだ俺は7歳で小2のときだったかな。



亜月はまだ2歳だった



その時はまだ楽しかったんだ



父「今日は休みだから何処かいくか!」



和月「いく!!ゆうえんちに行きたい!」



普通に遊んで、話して、手伝って、、、



そんな日々が崩れ始めたのは俺が小3にあがったころ



毎晩遅くまで帰ってこない父親。



ずっと仕事に没頭する母親。



そんな2人は俺はもちろん、まだ3歳の亜月にまで構わなくなった



いわゆる育児放棄だ。



俺は家事をしない母親に変わって家事を始めた



なるべく音を立てないよう、大声を出さないよう、静かにするようにした



小3の俺に出来てもまだたった3歳の亜月に出来るはずがない



亜月「おにぃちゃん!!おにぃちゃん!!」



母「うるさい!!黙りな!」


< 37 / 201 >

この作品をシェア

pagetop