クロ * Plan of plot * Ⅰ



母親は怒鳴り散らし、俺に当たる



母「あんたは年上だろ!さっさと黙らせな!!」



和月「…はい。」



まだ小3の子供の俺が母親に反論することなんて出来なかった





その年のある日。



いつも夜遅くに帰ってくる父親が昼間に帰ってきた



父「これにサインしろ。」



一つの紙を母親の前にだし、ペンを渡した



離婚届。



母「は?こいつらはどうすんの??
あたしはごめんだからね」



父「そんなのお前に決まってんだろ!!
お前が産んだんだろ!」



母「はあ!?なんであたしが!!
あんたが連れていきなさいよ!」



問題は俺らの引き取り。



2人とも面倒なことはごめんだと。



結局父親は再婚相手の間に子供がいるから、と俺らは母親に引き取られた



それからの毎日は地獄としか言い様がない



母親は俺らが喋るとすぐに手を出すようになった



世間で言う虐待。



俺は亜月を必死で守った



そのおかげで俺が小4の時までは亜月に一切痣はなかった



でも俺が小5に上がると帰りが遅くなり昼間は標的が亜月しか居なくなった



そのせいで亜月の身体も痣だらけ



なんで守ってやれなかったんだろう。



悔み、とうとう俺は中1になった時亜月を連れて家を出た



ブラブラ適当に街を歩いていたら年上のやつらに絡まれたりと面倒なことがあったけど、



その頃はもうここに入っていたからそいつらはすぐに倒せた。



そんな時に一人の男が話しかけてきた



全身真っ黒でフードを被っていかにも怪しそうなやつ


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