君がいるから
プロローグ
「好きです」
放課後の誰もいない教室に響く告白。
顔を真っ赤にして、私にそう伝えた君はとてもかわいいと思った。
「僕は、恋なんてしたことないからまずは彼氏じゃなく友達からでいい?」
こくんと頷く。
長い髪がふわりと浮かぶ。
これは、僕と君の別れと出会いの物語。
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