あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
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どれくらいの時間…奈々さんから抱きしめられていただろう…?
泣くだけ泣いたら、頭がスッキリしてきた。
「奈々さん…俺さ…。
奈々さんに聞いて欲しい話があるんだ。」
「うん?何?」
最近…ずっと考えてきた事…それを思い切って奈々さんに話してみることにした。
「俺もう…モデルの仕事辞めようと思う…。」
「・・・・・。」
「梨花と一緒に仕事したブライダル撮影のような表情は、もう…他のモデル相手じゃ出来ないんだ…。」
「………そうかぁ。」
「………うん。
それで…ちょこちょこ入っていた俳優の仕事に重点を置かせて貰えないだろうかって…俳優に転向できないだろうか…って思ってるんだけど…。」
そこまで話すと、奈々さんが目をキラキラさせて微笑んだ。