あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「蓮さんがそれを言っちゃいますか…。」
呆れ顔で横山さんが言う。
「はっっ?何で??」
「奈々さん、蓮さんにずっと恋してるじゃないですか。奈々さんの蓮さんを見る視線…恋する乙女のラブビームですよ。
…まさか…知らなかったなんて言わせませんよ?」
「言わせませんって…しかもラブビームって…古っ!」
横山さんの言い回しに、思わず吹き出してしまう。
「奈々さんはモテない訳ではないです。
ただ…才色兼備だから高嶺の花過ぎて…周りが躊躇しちゃうんです。
今までだって交際を申し込まれたり、お見合いだってありましたよ。」
「そっかぁ…。でも…」
「でも?何ですか?男性の存在は感じなかった…と言いたいんですか?確かに…お付き合いには発展しなかったです。」
「・・・・・・・。」
「以前、社長と飲みに行った時に『ずっと心に閉じ込めたままの想い、そろそろ伝えたらどうですか?』って話した事があったんです。
そしたら奈々さん、『一度は伝えたわ。』って答えてくれました。」
横山さんが、その時の奈々さんとの会話を教えてくれた。