それは夢だった

それが彼女の不幸の始まりだったのかもしれない
全ての元凶は朝の寝坊からだったのかもしれない

全ての呟きに適当なことを並べ終わると携帯を閉じる
はぁ…っと深い溜め息を吐いてから自分の爪先を見つめる
電車が来る数分間でも、朝が弱い自分にとっては貴重な睡眠時間である
目を閉じてフラフラと前後に揺れながら眠る

そう…これがいけなかったのだ
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop