青空と天気


柊は教室の外に顔を出し



「晴ー!1-Bだぞ!」



「あれ?1-Aだと思ってたー!ありがと!」



ちょっと抜けてるっぽい、と思った。



「おはようごさいますっ!」



ニコッ



女子も男子もその笑顔に心を奪われた。



「ねー時雨。あたしの席わかる?」



「ここが空いてる。」



そう言って指した席は



「よろしくね?」



……私の隣だった

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