貴方。《短編》




また、ひとつわかったことがある


私ね、



貴方のことわかってたつもりなのに


すこしもわかってなかったの


貴方の寂しさや、苦しさ、怒り


何も理解してなかったの


最後にありがとうも言えなかった


貴方はまだ私を覚えてくれていますか?


会いたい


伝えたい。






もう一度貴方のぬくもりにふれて






〝貴方はひとりじゃない〟んだと。






✡。:*fin
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