君色〜キミイロ〜
「わけ…わかんないよね?何今さら言ってんのか…。」
私が話す合間もないくらい
橘さんは話し出す。
「あんな約束を…何で今頃言うのか…。俺が今までどんな風に…!」
次の言葉が出る前に
私は橘さんに抱きついた。
「…っ…落ち…着いて…」
自分の体が震えてるのがわかる。
だって…だって
いつもの橘さんじゃないよ…!!
「もう…大丈夫だよ…橘さん。」
さっきまでの感情的だった私はいなくなって
今はやけに落ち着いてる。
「今は私がいるから…。大丈夫だよ…」
“大丈夫”
そう言わないと
私も壊れちゃいそうだった。