君色〜キミイロ〜
「へ…?」
橘さんは私の肩を引き寄せたかと思うと
優しく頬にキスをした。
「……!?」
びっくりして声も出ない私に
橘さんは笑いながら話した。
「俺も名残惜しいからさ。ほんとはもっと一緒にいたいけど…」
「…えっ?」
橘さんはほんのりと頬を赤く染める。
照れてる…?
あの橘さんが…照れてるっ!?
「また明日ね,莉緒ちゃん。」
青い瞳が私を捕らえて離さない。
私はゆっくりと頷き車をあとにした。