君色〜キミイロ〜
私は遠くから見つめるしかなくて
ぼんやりと美咲さんが学校へと入っていく姿を追いかけてた。
「莉緒ちゃん!お待たせっ!」
振り返ると
笑顔の橘さんが立っていた。
いつ見ても…笑顔が眩しいよ橘さん(笑)
「な…んか…すごいですね…」
「ん?」
私は辺りを見渡して小声で言う。
「だって…美人さんばっかで…私…何なのかな?みたいな…」
これはかなりの本音。
やっぱりこんな近くで見ちゃったら怯んじゃうよ…。
「大丈夫だって!」
橘さんは力強く言うと,私の手を握った。
「へ…?」