君色〜キミイロ〜


「私…ツトムを裏切ってしまったから…もう許されるわけないって思ってた。」


私達は個室の前にあるテーブルの隅に座った。


周りにはたくさんの美人さんたちが楽しそうに会話をしている。


でも…私達2人の表情は


きっとめちゃくちゃ暗い。


「卒業フェスティバルの日が近づくたびに,いつもツトムに申し訳ない気持ちでいっぱいだった…」


美咲さんは下唇を噛みしめ


今にも泣き出しそうなのをこらえている。


「私…ツトムにほんとのことずっと言えずにいたから…」


「ほんとの…こと?」


美咲さんは,こくんと小さく頷く。


< 219 / 289 >

この作品をシェア

pagetop