君色〜キミイロ〜
すると橘さんは急に私の脇を持ち上げた。
「きゃっ…!?」
そしてその場に立たせたかと思うと
髪に付けているドレスの共布の
コサージュを整えた。
「橘さん…?」
「確か,どうしてオーロラのコンセプトにしたか言ってなかったよね?」
あ…確かに!
私は「うんうん」と頷く。
「それはね,オーロラっていうのは大気の発光現象だから明るさや色がさまざまなんだ。」
「…うん?」
「俺,莉緒ちゃんを初めて見た時に思ったんだ。この子なら…きっとこれから色々な“色”を魅せてくれるって…」
橘さんは優しく私の巻き髪に触れる。