君色〜キミイロ〜
親友のユリにさえ,優真の為に秘密にしてたんだ。


優真は約束どおり休日は会ってくれたし,デートもそれなりにしたし。


私が転びそうになると

「ほんっと宮崎は昔から危なっかし―な。ほら,手!」

イタズラに笑いながらいつも私のこと気づかってくれてた優真が大好きだった。

なのに…それなのに…

どうして田辺さんと付き合ってることになってるの?

―ねぇ,優真。なんでなの?
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