イケメン先生は危険男子でした!?
やった!


先生暇なんだ。


そうとわかると気分が高揚してくる。


一か八か。


デートに誘ってみたくなる。


「先生、あたしも今日は暇なんです」


「……へぇ?」


「まだ時間も早いし、家に1人でいても退屈だなぁと思ってて……」


「遊びに出れば?」


そう言う先生に、あたしは少し頬を膨らませた。


「遊びに行く予定もないんです」


「なに? 詩は友達少ないの?」


そう言い、先生が笑う。


「ち、違いますぅ!!」


遊びに誘えば付き合ってくれる友達は何人かいると思う。
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