イケメン先生は危険男子でした!?
優しい2人だから責任を全部かぶろうとしているけれど、それはダメだ。


だってあたし、今日ここへ来られたことがすごく嬉しいんだもん。


「詩、それは本当か?」


「もちろん!」


そう頷くと、先生はため息を吐き出してあたしからヘルメットを取り上げた。


頭から引っこ抜かれたから、髪の毛がぼさぼさになってしまった。


「お前の好奇心は時に危なすぎる。少し自重しろ」


「はぁい……」


怒られてしまった。


でも、至近距離で見る夜の先生もすごくカッコいい。


やっぱりあたし、ここへきて正解だったと思うよ。


「帰りは俺が送ってやる」


「え、先生が!?」


予想していなかったことにあたしは目を輝かせる。


まさか、まだ先生と一緒にいられる時間ができるなんて考えていなかった。


「詩、ここで『先生』はやめてくれ。混乱する」


先生がそう言い、頭をかく。


「じゃぁ、柳本さん?」


「悠真。そう呼べ」


「は……悠真……」


先生の下の名前を呼んだことなんてなくて、ドキドキする。
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