イケメン先生は危険男子でした!?
「交渉しよう」


「交渉……?」


「あぁ。担任教師を誘惑し、脅して付き合わせたことをバラされたくなければ……今すぐ、俺にキスをしろ。そして、今日から俺の女になれ」


そう言い、ニヤリと笑う。


あたしはその言葉に心臓が張り裂けそうになりながら「はい」と、小さく頷いた。


恥ずかしくてそっと近づけた唇が、寸前で強引に奪われた。


「詩、俺はお前が《好きすぎてどうにかなりそうだ》」


「……っ!!」


抱きしめられた耳元で言われたその言葉は、あたしが悩んで悩んで素直になりたくて書いた、たった1行の手紙の内容だった。


「あたし……も……」


この二面性を持つ最強男子に、これからもあたしは恋をする。



おしまい
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