俺様社長に捕らわれて
そんな美優の姿に、洋輔はクスクス笑っていた。
「洋輔さん、笑うなんて酷いです」
「美優が可愛いからつい、意地悪をしたくなったんだ。だからそう怒るな」
そう言うと、洋輔は美優の額にキスをした。
「だ、だから洋輔さん、ここ、外です」
「誰も見ていない」
「で、でも…」
「……まぁ、あんまり美優を虐めていたら、スネそうだから、このくらいにしておくか」
「もう!」
洋輔の様子に、美優は頬を膨らませて怒った。