俺様社長に捕らわれて





「勿論、今まで通り経営方針はそちらの思うがままで良い。うちのグループにはまだジュエリー部門がないから、これはそちらの得意分野だと思いますから…。だからこそ、業務を提携しあい、会社を大きくしていきましょうと提案しているんです」

「………」

「考えて頂けませんか?」

「………悪いが何と言われようが頷くことは出来ない」

「そうですか…。ですが、こちらも諦めたわけではないので、また日を改めて伺うとしましょう」

「……何故そこまでうちにこだわる?君くらいの実力者であれば、一から作り上げたってきっと結果がついてくるはずだ」

「まぁ、確かにそうでしょうね。それでも私はジュエリーショップcloveと業務提供をしたいと考えているんですよ。では…失礼します」








そう言うと、洋輔と圭人はジュエリーショップclove社長室から出て行った。





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