FOREVER FRIEND
そして、久しぶりに学校に行った日の事。
ミカが昼休みにトイレに行くと、後から付いてきた優希にいきなり後ろから両腕を押さえられた。

「!?」
「お前ってさ!本当うざいよねー!」
その声は梨華だった。
桜は入口の前で誰も来ないように見張っていた。

「顔も見たくないんですけど~」
「じゃあ、見なきゃいいじゃん‥‥」
「はぁ!?何その態度!イキがってんじゃねぇーよ!!」
そう言うと梨華が手に持っていたペットボトルの水をミカの頭にかけた。

「フッ‥‥」
ミカが鼻で笑った。

「てめぇ、何笑ってんだよ!!」
「だってイキがってるのはそっちでしょ!
たばになんねぇーと1人じゃ何もできねーくせに」

「チッ、うっせぇーんだよ!!」

『バチン!!』
梨華は力一杯、ミカの頬をビンタした。

「少しは泣いたりしてみろよ!お前のそういう態度が気にいらねーんだよ!」

『バチン!!』
梨華は2回、3回のビンタをした。
ミカの頬は赤くなり、少し腫れていた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

「なぁ、そう言えば最近、お前いつも大事そうに左手に数珠つけてるよね?」
「!?」
「確か数珠ってお守りみたいなもんって聞いた事あるんだけど」
「‥‥関係ねーだろ」
「関係ないならそれ貸せよ!優希、腕ちゃんと押さえといて」
「やめろ!!」
梨華はミカの手から数珠を無理やり奪い取った。

「ちょっ、返して‥‥」
「はぁ?何、急に焦ってるの?コレ、そんなに大切なんだー」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「引きちぎってもいい?」
「お願い、それだけは勘弁して‥‥」
「はぁー?さっきまでのイキよいはどうしたんだよ!しかも、人に頼む態度じゃねぇーだろ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「返してほしいなら、そこで土下座しろよ」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「あっれ~もしかして、できないのかなぁ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「これ、引きちぎってもいいんだ?」
「‥‥分かったから」
「優希、手離していいよ」
ミカはやっと両手が自由になった。

「早くそこで『偉そうな口きいてすいませんでした。私が間違ってました』って土下座しろよ!」
ミカはゆっくり膝から床についた。

「早くしろよー!!」
ミカはどんなに梨華にバカにされても。
自分のプライドよりも。
ミカにとってはリオトから貰った数珠の方が大切だった。

ミカはゆっくり頭を下げ、土下座をした。
「偉そうな‥‥口‥‥をきいて‥‥すいませんでした‥‥私が間違っていました」
「うはははー、ちょーうけるんですけど」
梨華が手を叩いて笑った。

「つうか、もっとちゃんと頭下げろよ!」
梨華はミカの頭に足を置き、踏みつけた。
その光景を見ていた優希は少し引いていた。




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