続 鉄の女には深い愛情を
「わかったわ。明夫の言う通りこっちは上手くやるから気にしないで。
健夫にも気をつけるように言って。」



お袋がやっと少し立ち直った様子で言った



「とにかく天ちゃんを守りましょう!
由里子と正人くんのかわいい一人娘!
そして私達に
とってもかわいい娘と同じ!!
うちの健夫は天ちゃんの事を小さい時からずっと想っていてやっと実ったの。
健夫がいる限り、天ちゃんには指一本触れさせやしないわ!!
私達は私達のできる事をやりましょう」



「「「「「「「了解!」」」」」」」」


近所の人達もみんなやる気になってくれている。


「…皆さん
…ありがとう…ございます…」


由里子さんが涙を流しながら
頭を下げた。


「では、仕事が残っておりますので
私はここで。」


と言って天の家を後にした。



車の中で舞に連絡すると

「うん…わかったわ
責任もってマンションまで送る!!
てか、もし見つけたら私がやったらマズイの??はぁ本当胸糞悪い野郎だな!!
……かわいそうな天ちゃん……
あんのキチガイ野郎がっ‼︎‼︎
私のかわいい妹をこんな目に合わせた
落とし前はきっちり受けてもらうわ‼︎‼︎
めっためたにしてやりたいっ‼︎‼︎‼︎」



かわいい顔してキレたら怖い俺の嫁ちゃん。


柔道の体重別の48キロ級で日本1になったことのある舞。



俺よりは全然弱いが普通の男では舞には敵わないだろう



「…舞。 あの糞野郎が手を出してきた時だけだ。
過剰防衛にならない程度にな。」




「わかったわよっ‼︎
でも目の前に現れたら
容赦しないからね!
本当に私の前に現れてくれないかしら。
投げた後に関節決めて腕へし折ってやるから!!」



舞ちゃん、
恐ろしい………



ぷっ(笑)



でも元気が出た



「舞…ありがとう。
これから健夫に連絡入れたら一度そっちに帰るよ。
愛してる」



「なによ?急に……
わかったわ。
気をつけて帰ってきてね。
明夫。 私も愛してるわ」



と言って電話を切った。



その後、さっきの話を健夫にメールしたらすぐに変身が来た









了解。 アニキ、ありがとう。
大丈夫。天には指一本触れさせやしない




ー明夫サイドおわりー
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