続・お前を好きになって何年だと思ってる?
昇降口で待ってくれていた冬夜の元に駆け寄る。

「冬夜っ」

「美愛、大丈夫だったのか?」

心配そうな目で見つめてきた冬夜に、

なんだか心があたたかくなる。

「うん。友達になったんだよ」

「…ふーん」

よかったな、と言いながら私の頭を撫でる冬夜。

ふふっ…

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