続・お前を好きになって何年だと思ってる?
「ねえ冬夜…」

私は冬夜に向き直った。

「ほんとに、ほんとーにどうしたの?悩み事なら聞くよ?」

そう言って冬夜の目を見たけど気まずそうに目をそらされて

「…なんにも」

と言われたからそれ以上はなにも聞けなかった。

_______________

そして翌日の昼休み

恵美と夏樹にそのことを話すと

「悩み、ねぇ…」

と二人も悩む。

「明野君の悩みって…」

「やっぱり…」

『美愛のことじゃない?』

二人が私を見て言う。

っていうかなにそのすごいハモり…。


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