フラワーガーデン
烏の濡れ羽色と言った黒髪をしたトーマスは、やはり黒目がちな瞳に悪戯たっぷりの笑みを浮かべて言う。

一瞬、呆気に取られた僕だったけど、我に返りワイシャツの裾をズボンに入れ襟を正すと、ムッとしながら「いや、君の部屋へ」とだけ答えた。



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