約束ヌ場所で。
この子は礼儀が正しいんだな。
私のこと'さん'って呼んでるもん。

「優美さんって硬いから優美でいいよっ?」

美々ちゃんは目を閉じ考え事をしていた。
「ねぇねぇっ!!ねぇねぇって呼びたい。ダメかなぁ…?」
目をうるうるさせながら私の事を
見ていた。

ダメなんて言えないし…
何よりも嬉しかった。
一人っ子の私にとって妹ができたみたいで。

「全然いいよっ。美々ちゃん」
「良かったな。美々。」

お母さんは夕飯を作るからと先に
帰ってしまった。
'遅くならないでね'
この言葉を残して。

「美々にねぇねぇができたっ!」
美々ちゃんはキャッキャッ
はしゃいでいた。

でも…初対面の私がねぇねぇって
呼ばれていいのかな?
だってまだお互い何も知らない。
なのにいいのかな?

「優美。なんかごめんなぁ」
「全然大丈夫だよ。私そろそろ帰るね」

「ねぇねぇ、バイバイっ」
「きぃつけてけーるんだよ」

私は2人に手を振りバイバイした。
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