ミステリー
「そんなこと言っても男女が違うの当然で
得意苦手分野だって、男女差は関係してくるよ、
陽子が言い訳してうまくなるようがんばらないからだよ」

武田昌弘がいい
石上憲一と古川大もうなずく。

「ヨウは、言い訳が多いと思う。
てーか普通は上手くなろうと頑張ろうと普通思うのに!」
と石上。


「それに身体的特徴のことなんて単なるおふざけなのになーそんなおふざけで
いちいちこんなとこ呼ばれるの??」
と古川。

3人は陽子を、深く苦しめすぎてることをわかってない、分かろうともしない。

身体的特徴のこと馬鹿にされ
性別だけでこれがうまくて当たり前だと差別され
精一杯やって頑張ってるのに認められず否定することばかりハラスメントみたいなことばっか言われる
陽子が深く苦しみすぎてることを解ろうとしない。


裁判官たちはあきれた。


「ならば様子を見よう
なら様子をぜひ見てみたくなったよ!

お主らも同じような体験してもらおう」

裁判長が言う。


次の瞬間。
石上憲一、武田昌弘、古川大の3人は
日中の校内にいる。

しかし校内のみんなの様子は変だ!

みんな3人を見て鼻で笑ったり
ヒソヒソ嫌な感じで話したり
指差して笑ったりするのだ。
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