ミステリー
ゆきえは、
思い当たる節がひとつあった。

いけないかもしれないとは
わかってたが、
どうしても
自分を抑えることができずにあんなこと。


『高校時代、私をいじめた人の
いる大学に
何通か、
その人のしたいじめの内容を
書いた手紙を
送りました』

と、ゆきえ。


裁判長と裁判官たちは
うなずく。


『その通り!

その大学の職員たちは
とても困ってた、
自分の大学の生徒の悪事を書いた
手紙を読んで
困ってた』
< 91 / 297 >

この作品をシェア

pagetop