ダイヤモンドの未来
「…隼人さん。」

「ありがとう。『さん』なくてもいいけど、限界?」

大きく頷く。

「今度、先生って言ったら、ペナルティーで俺にキスってどう?」

「先生みたいに、上手に切り替えられないですよ。先生、慣れてる感じする…」

どんどん小さくなる声。

それでも、しっかり聞こえていたらしい。「それって、ちょっと嫉妬っぽい感じで、うれしいな。」

そう返されて、気づく自分の感情。

「すぐには無理ですよ。」

「じゃあ、徐々に。

キスも有効で。

俺はどっちでもうれしいけど。」

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