Closed~閉じてる彼ら~
ささらは嘲笑した。



「高杉先輩に、何が出来るんですか?」

「そうね。私の力は使わない」

「は?」





「ミツカン!」





「応!」



背後から声。





ささらはあたしを引き寄せた。

方向が変わる。





正面には、武藤部長が居た。

武藤部長は駆けて来る。





「ミツカン部長。それ以上近づいたら、即、縁を殺しますよ」

「ミツカンじゃねぇ。充夏だ!」





武藤部長は止まらない。





ささらは舌打ちをした。


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