ゲームオーバ
キーンコーンカーンコーン───

よくわからない話が終わると同時に
チャイムが響く。

「まじ今の何伝えたかったか分かった?
いきなり説教らしきものされたしぃ。」

「あ、ごめんそこ聞いてなかったわ、もうふぁいなるあんさーのとこで吹いてた」

遼はやっと呼吸が元に戻ったらしい。

優介は少し悩んでから慌てて席を立って荷物をまとめる。

「ちょ、は?お前どこ行くん?二限は?」

「あーごめん俺帰るわ、ちょっと用事思い出した。」

「いやいや、待てよ!おい!」

遼の言葉には返事をしようともせず、
あっさりと小走りで教室を出た。

優介が教室を出た時、

右側からやってきた誰かと正面衝突してしまった。

二人とも頭をうったらしく、その場にしゃがみこむ。

最初に言葉をかけたのは優介だった。

「あのすいません・・・ってまどかじゃん!」
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主人公、七瀬 明子(ななせ あきこ)は社長令嬢として生まれ育つ。 小学校に入学すると成績は優秀でクラスのムードメーカー的存在であった。 しかしその明子に突然次々と悲劇が襲う。 本当の自分をおもてには出せなくなってしまった明子はいったいどうなるのか・・・。 これは決して架空の物語ではありません。 明子の気持ちになって、読んでみて下さい。 主題である、『陽の沈まない地球』に込められた思いも考えてみて下さい。

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