天才に恋をした
23-3
苗も加えて、食卓を囲んだ。
姉貴の旦那は出張らしい。
「行きたくないって騒ぐのよ」
母ちゃんが言う。
「うちだって、苗ちゃんが来て以来、帰ってくるのが早いこと」
親父がニヤリとする。
「体調はもういいの?」と親父が聞く。
苗がうなずく。
「体調?」
姉貴が聞く。
「風邪気味だったのよね」
「でも学校は休まないで、エラいよ」
姉貴は、じっと苗を見た。
「苗ちゃん、女らしくなったね」
母ちゃんがうなずく。
「本当に、キレイになったよね。体調が整ってきたのかな」
母ちゃんが、イタズラっぽく笑う。
「りっくんがね…」
「りっくん?」
「真咲の友達がね…この間、家に来てね…」
「う、うんうん」
「苗ちゃん体調が悪いって聞いて、一回駅に戻ってから、花を買って戻ってきたの~」
「わ…わあ!王子様みたい…」
親父が眉をつり上げた。
「ええ!何やってんの!本当にぃ!?」
「花好きだもんね~?」
姉貴の旦那は出張らしい。
「行きたくないって騒ぐのよ」
母ちゃんが言う。
「うちだって、苗ちゃんが来て以来、帰ってくるのが早いこと」
親父がニヤリとする。
「体調はもういいの?」と親父が聞く。
苗がうなずく。
「体調?」
姉貴が聞く。
「風邪気味だったのよね」
「でも学校は休まないで、エラいよ」
姉貴は、じっと苗を見た。
「苗ちゃん、女らしくなったね」
母ちゃんがうなずく。
「本当に、キレイになったよね。体調が整ってきたのかな」
母ちゃんが、イタズラっぽく笑う。
「りっくんがね…」
「りっくん?」
「真咲の友達がね…この間、家に来てね…」
「う、うんうん」
「苗ちゃん体調が悪いって聞いて、一回駅に戻ってから、花を買って戻ってきたの~」
「わ…わあ!王子様みたい…」
親父が眉をつり上げた。
「ええ!何やってんの!本当にぃ!?」
「花好きだもんね~?」