ハイカロリーラヴァーズ

「あれ、意外と元気……華ちゃん、それって前向きな?」

「そう。前向きな別れ。少なくとも、あたしはそう」

 早く食べないとお蕎麦が乾いてまずくなる。この話、もうこれ以上するの嫌だな。

「あたしはって、彼氏……元彼はそうでも無いのかな」

「さあ。もう終わったんだし」

 そうなの。終わったし、もう戻るつもりも無いの。あんな終わり方しかできなかったあたし達だったけれど。

「そっか」

「そう」

「じゃあ次の彼氏を見つけねば!」

「そ、そうだね!」

 いちいちヒヤヒヤすることを言うんだから、リエちゃん。予備校の生徒と短期間でも一緒に住んでることがバレたら大変だ。

「合コンいこー!」

 この切り替えの早さと明るさに、救われたかもしれないな。

 女の想いは上書き保存。それで、良いんだと思う。


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