あなただけを見つめてる。


私の目の前には向日くん、緑川さんの前には土屋くんが座って、私たち4人の勉強会はスタートした。


みんなそれぞれ違う教科の勉強をしているけど、私は目の前に向日くんがいるだけでドキドキしちゃって、勉強なんて手に着く状態じゃないんですけど……。



「はーっ!疲れたっ!そろそろ休憩入れない?」



そう言いだしたのは、土屋くんだった。


気付けば、勉強を始めてから2時間が経っていた。



「そうね、いったん休憩にしてもいいけど」



緑川さんも珍しく土屋くんの意見に賛同している。




「つーかさ、もっとテスト勉がやる気出るような楽しい目標つくらね?」


「え?目標?」



私もみんなも、土屋くんの言葉に首を傾げている。



「もし、ここにいる4人みんなが全教科60点以上とることができたら、そしたら7月の終わりにある夏祭りに4人で行くってのはどう?」



このメンバーで、夏祭り?


うそー!行きたい!


楽しそうな予感しかなくて、おもわず私の顔がパアッと明るくなる。




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