幸福道
「おはよう。」

リビングに行って、久しぶりにお母さんに話かけた。

お母さんは少し驚いた顔をして、嬉しそうに
「おはよう。」
と言った。

仕事が休みで、コーヒーを飲んでいるお父さんもまた、驚く。


あたしはお父さんにニコッと笑ってから、朝食を食べた。

トーストを食べた時、少し涙の味がした。




トルル……。

さとに電話を掛けてみた。

耳に響く呼び出し音は、お母さんやお父さんに電話する時より、高い音に聞こえた。


「はいはーい。」

さとの高い明るい声。
少し緊張しながら、昼に会う約束をした。
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