ドライアイス
だから初対面って言った時、まあいっかって言ったんだ。


私、大分失礼?



「また百面相」


「え」



吉澤くんが声を掛けて、はっとする。


私、いつの間にかホウキ持ってる。


そして吉澤くんは雑巾を持ってる。



「なんとなくわかるけど、気にしなくていいから」



小さく息をつくと、静かに言う。


彼には、何もかもお見通しらしい。



「周りにあんまり興味がないタイプっているだろ?お前はそのタイプだってわかってたし」


「…ごめんなさい」


「だから謝るなって。俺もどっちかと言えば、そのタイプだし」




< 31 / 105 >

この作品をシェア

pagetop