teAcers LovE ~先生だって恋したい!~









「はあ、はあ…」

教室はこの階段の上の一番端。
さすがに生徒の声も聞こえない。

よかった。


――って小学生相手に本気になりすぎかな?
…いやこれくらいじゃなきゃ勝てないよね。
向こうは遊びのプロなんだもん。



そんなことを考えながら、早足で階段をのぼる。










「みーつけた。」

「うぎゃっ!」


目の前に立っていた大きな壁に、私は驚いた。

そして。



「ふぁ、うわ!」

落ちた。



< 9 / 22 >

この作品をシェア

pagetop