神の日
第一話
私は今日から高校生だ。まあ、日和も居るし友達には困らないと思う。
そんなことを思いながらクラス発表の紙を見に行った。
すると、日和が満面の笑みで私に抱きついてきた。

「日和いきなり何?てか、なんで新学期早々そんな笑顔なの?」

「あのねあのね、私と雫同じクラスだったの!それが嬉しくてつい…」

「ほんとあんた可愛すぎる♡」

私はそう言って日和にしか見せない笑顔で日和の頭を撫でた。
私は笑うことが嫌いだ。笑ったら誰かが不幸になってしまうから。でも日和はそんな私の笑顔を大好きと言ってくれた。だから日和にしか笑顔は見せない。

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