後輩くんの悩み。
年下、後輩。



「中野さん、」




少し微笑みながら私の名前を呼ぶ彼、高野隼也(タカノシュンヤ)は、




「今日仕事終わったら空いてます?」




「え、うん。空いてるけど」




「ご飯、食べに行きません?」




年下とは思えないくらい、大人びている。




「いいねー。奢ってくれるの?」




ニヤッと笑いながらそう言うと、




「当たり前じゃないですか。女の人にお金払わせるわけにはいきません」




と、優しく笑いながら言う。


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