女子力高めなはずなのに
「……で?私の服は」

私、服脱いでどこにやったんだろ。

「たたんでおいたよ、そこに」

……。

本当だ。服がたたんである。


あれ?じゃあなんで私、コイツのシャツ借りてるんだろう。

「それなら、たたんだ服を枕元に置いてくれれば良かったのでは?」

「見てみたかったから」

「?」

「お前が俺のワイシャツ着てるの、見てみたかったから」

「なっ、なにそれ!バッカじゃないの!」

「なかなか似合ってるよ、うんうん」

腕組みしながらニヤニヤ見ないでよ!

「すっげー可愛い」


一瞬息が止まってしまった。

自分でも頬が赤くなっているのが分かる。

「もしかしてお前、可愛いとか言われ慣れてないの?さっきからずいぶん初々しいよな」

「そ、そんなことないもん。年中言われております!昨日だって『中野はめんごい』って言われたし!」

「はあ?あれは、ただ単に流れで坂田さんが言ってくれただけだろ」
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