晴れ女
アイスを食べ終わり、ゴミ箱の中に棒を入れた。



「陽菜」





低い声が部屋に――胸に響く。


テレビから視線を外し、朝陽に目をやると手を広げて微笑みを浮かべている。


「おいでおいで!」


目を細めて言う朝陽はまるで犬みたいで。


「よいしょ」

なんて。

余裕そうに見せてるけど早く朝陽に触れたいのは私の方。
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