ヒミツの空間

鬼が、壁に腕を当てて目を閉じる。


「いくぞー? いーち、にー、」

「みんな急いで隠れろー!」


俊也くんの声につられて、残り5人がバラバラに散っていく。



勢い良く闇雲に走り出したものの……



……どこへ隠れよう。



キョロキョロと辺りを見渡し、足をピタリと止めた。


前にも後ろにも、誰もいない。



……みんな、どこに隠れたの?



薄暗闇の中、一人になったことを実感して、急に怖くなる。

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