イチゴミルク *
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その日の昼放課、あたしは自販機でイチゴミルクを買った。
はぁ。
何買ってるんだか、あたし。
ガコン、と音を立てて出てきた
見慣れた紙パックを持った。
惚れた弱味だよねえ、これ。
ひとりでウンウンと頷きながら、藤田くんの元へ。
周りを確認して、静かに扉を開ける。
真冬なのに、なんでこんな冷たいもの飲むんだろう。
「…また寝てるし」
耳にイヤホンをつけたまま。
壁にもたれてスースーと寝息を立てていた。
体育で疲れた?
普段動かない藤田くんがあんなに動いてたもんね。