絶対零度の鍵
「そして、、、彼は僕を見ました。僕も彼を見たんです。だけど…」
頭が痛くなった。
「顔、思い出せないんですけど…」
キーンとする痛さに、思わず顔をしかめた。
「僕…知っているような、気がしました。」
「なんだって?!」
左京が最初に反応を示す。
「どういうことじゃ?」
鍵師は静かに訊ねる。
だが、どういうことなのかわからないから僕は鍵師に話してみたわけだから。
「いや、わかりません」
顔も思い出せないし。