絶対零度の鍵
「…鍵の材料って一体何なの?」
右京が王に向かって訊ねた。
≪それについては、謎に包まれている。だが―。≫
そこで言葉を切ると、王は何故か僕を見つめた。
「?どうしたんだよ?」
それに気付いた左京が、不思議がる。
≪どうだ、タクミ。一度、こちらに来ないか?≫
「―え?」
聞き間違いだろうか。
僕は思わず聞き返した。
≪だから、こちらの世界に来てみないか、と言っている。≫
王はぷかぁーと煙で輪っかを作った。