絶対零度の鍵






転入生が教室に足を踏み入れた瞬間、水を打ったような静けさになった。





僕は手に握ったコーラを見つめたまま、なんとなく前を見れずに居た。





その中で、底抜けに明るい声が響く。








「初めまして!クミの友達の右京です!」















                                             
―fin
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