双子の恋物語
その日の夜ー

「恋ー?お風呂はいったー?」

「んー!入ったー!」

「じゃあお湯抜きまーす」

よいしょっと。明日のお風呂掃除当番は…私か。

「愛〜聞いて聞いて!」

「何??」

「私ね、昨日ね、あの夢見た。」

「え、実は私も。」

私たちは双子だからか、小さい頃、よく同じ夢を見ていた。

「うさぎさん、久しぶりに見たねー」

「みたねー!ってか、なんで今頃…?」

でも、二人暮らしを始める頃には無くなっていた。

「まあ、今日はもう寝よ?」

「うん。おやすみ〜」

「おやすみ〜」
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